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5月, 2025の投稿を表示しています

リゾバをしてみて本当によかった理由。

『  ずっとやってみたことをやりなさい 』という本を知っているだろうか。 僕はずっとリゾバをしてみたかった。 気になる全国のリゾート地を縦断しながら、移住先を見つけられたら良いなと思っていた。 僕の周りはエリートが多いのだけど、そんな彼らも冗談半分だろうが「仕事辞めてリゾバにでも行っちゃうか」と言う事がよくあった。 でも僕は、まじで行ってみたいと思っていたのだ。 リゾバに行った2つの理由。 僕がリゾバを始めた理由は主に2つ。 2つ目は読者にはあまりピンと来ないかもしれないけど、僕の場合はこうだったというのを書いておくことも意義があるのかと思う。 ①貯金に最適だと思った 起業に失敗してどうしたいかと言えば、お金を貯め直したかった。 リゾバは都会より誘惑も少なく、確実に貯金が積み上がると思ったのがリゾバを始めた理由の1つだ。 他に選択肢がなかったわけではない。 ちゃんと就活もして内定もとれていた。これも意外で日本はあまり失敗に寛容ではなさそうだというイメージが覆った。 外資企業ではあったけど、失敗した経験がおもしろいと言ってもらえた。 その後も日系企業でも内定は出たし、本当に自分次第だと学んだ。 少し脱線したが、僕は結局リゾバに踏み切った。今が良いタイミングだと思った。 コロナが明けたばかりの当時はインフレが日本でも始まったところで、いろんな物が値上げラッシュだった。 でもリゾバは住居と食事がつくので、インフレがあまり関係ない。(リゾバの受け入れ側は大変だろうけど) しかもインバウンドが日本にどんどん来るので、リゾバ先は慢性的な人手不足。 時給がコロナ前と比べかなり高騰していた。 お金貯めるのにはリゾバ、今チャンスなんじゃないか? それは結局は、大当たりだった。 ②リゾバの体験が今後に活きると思った もうひとつの理由は、僕なりのリゾバの活かし方を思いついたからだ。 リゾバは慣れればそんなに難しい仕事内容ではないことがほとんど。 誰でもできる仕事をこなしながらコツコツとまとまったお金を作ることができれば、 「人を動かせるような良い経験」になるのではと考えた。 英語抜きで頑張ってみよう。 自分の英語力を抜きにして、またなんかあったときにはこの仕事で淡々とやり直せる。 しかも、案外この仕事好きだ。 そんな仕事を見つけられないかと思った。 英語力はいつでも活かせる。 今...

今でも英語を勉強するべき理由。

前回は僕が書いた一通のメールがきっかけで、人生が変わった話をした。 僕の人生を変えた、一通のメール。 メールひとつでこんなにも人生が変わるものかと驚く。 でもそれはたまたまではなくて、日々の積み上げと、「相手の役に立ちたい」という思いが大事なんだと気づいた。 シンガポールでの銀行勤務のスカウトだけでなく、活きた英語を使えることで人生の財産となる経験をたくさんできた。 今日は改めて、なぜ英語力を身につけるべきかまとめてみようと思う。 1. 良い出会いがある 当たり前といえば当たり前だが、英語ができる人は良い情報をもっている。 海外にいると、上に立つ人ほど「英語力はマスト」と思っており、英語力のレベルが高い。 日本だけ…かもしれない。 英語はできないのは仕方なく、通訳してもらえば良いと割り切られているのは。 今までは日本が経済大国だったので、通用したけど。これからはそうではないと肌で感じる。 (前澤さんのように拙い英語でもイーロン・マスクと仕事できちゃっているような稀なこともあるし、それはそれでとても格好良いけど!) でもやはり、海外の高度人材に接するのに満足いく英語力をもっていないと、その程度の人と思われがちだと思う。 日本でもそれなりの大学を出ていればそれなりの人だと思ってもらいやすい。 それと同じ。特に日本人だと英語力ができるだけで注目される。 2. 質の高い情報を得られる これはとても大きい。日本で流れている情報と、英語圏で流れている情報はぜんぜん違う。 もちろん、関心度が高い情報に関しては日本語に翻訳されている場合も多い。 でも正直言って、正しく伝わっていなくてむしろ逆の意味になっていることも多い。 それはその情報を見る視点が違うのだと思う。 英語圏では比較的その事象に対して「どう活かすか」を考えるのに対し、 日本では「どう悲観的に見るか」にフォーカスしているようにさえ見えるときがある。 また、日本では情報が限られていてお金を出さないと得られない情報が、 英語では無料公開されていることもすごく多い。 英語を学んでおけば、それだけ節約しながら自己投資できてしまう。 これは時間が経てば経つほど複利で差がつくと思う。 3. メンタルに良い 僕は英語と日本語どちらで情報収集するかと言われれば、ほとんどが英語だ。 なぜかと掘り起こすとメンタルに良いからなのも大きいようだ...

僕の人生を変えた、一通のメール。

 前回、シンガポールの銀行にスカウトされた理由が「損得感情なしに他者貢献をしていたからだった」話をした。 シンガポールの銀行にスカウトされた理由。 きっかけとなった例のメールをそのままコピペしようと思ったのだけど、 残念ながらもうなかった。 でもある程度なら内容を思い出せる。もちろん英語で書いているが、こんな感じのはずだ。 ーーーーーーーーーーーー 「本日ガイドの予約をいただいていましたが、あなたを見つけることができませんでした。なにかあったら大変だと思い、(当時ラインはなく、メールでのやりとりが一般的だった)メールをいれます。 万一お困りでしたら、僕が通訳をできますのでガイド外のことでもできる限り協力いたしますので頼ってください。 最後に、関空から帰る日程をいただいていますので、帰りの便を待つ数時間の間、時間つぶしに良さそうな施設情報を集めてありますので、共有しておきますね。 ではこの辺で。無事を祈っております。 ーーーーーーーーーーーーー おそらく、こんな感じで送ったはずだ。 英語ができるのは、もちろん大事。 でも相手の時間をとらずに、 「困っているならその原因に対処できるのは、英語も日本語もしっかりできる自分だと思うし頼ってね」 という趣旨にした。ボランティア団体なのでお金の請求もないし、頼りやすい味方だと思う。 このメールには思いの外即返事がきた。 「どうもありがとう。急用ができて、行けなくなってしまったんだ。それにしてもとても丁寧なメールに感動してしまった。シンガポールに遊びにくることはありますか?ぜひその時は僕に連絡をください」 その後のことはこの記事にある程度書いたと思う。いずれ、シンガポールでどんな世界が拡がっていたかも書いてみようかと思う。 シンガポールの銀行にスカウトされた理由。 メールを書くとき気をつけたこと 僕は度々、メールやメッセージで好意的な反応をもらえる。 「文章に惹かれてしまって、あなたにメッセージしてみた」と言われたことも何回もある。 それはおそらく、気をつけていることがあるからだ。 相手へのメリットをなるべく早く書くこと 自分が相手から得られることを明確にすること(win winであることを伝えること) 無駄な文章は削ぐこと 選択肢をいれること 一回で完結できるよう、必要な情報はすべて盛り込むこと 相手も暇ではない。僕だっ...

シンガポールの銀行にスカウトされた理由。

 前回、物事を前向きに捉えるか、後ろ向きに捉えるかは自分で決められる話をした。 大事なのは物事をどう見るかだ。 同じことが起きているのに、それをチャンスと思うひともいれば、逃げてしまう人もいる。 チャンスがあるとき、行動を起こしてみたほうがいい。基本的には失敗するのが当たり前だと思ったほうが良い。 その失敗から学んで、「失敗した…」と落ち込むのではなく、「どうすれば、次うまくいくだろう?」と考えながらもう一回行動する、その習慣が自分なりの成功への道しるべとなる。 良い結果を出す人は、小さく成功していることが多い。良い習慣を持っていて、結果までの過程の小さな成功を積み上げている。 その習慣は、誰でも学んで身につけられることも知った。 人として当たり前のことをできる。「信頼できそうかどうか」を見られているのだ。 今日は僕がシンガポールでスカウトされたときの出来事を書いてみようと思う。 シンガポールの銀行にスカウトされた話。 僕が立命館大学の3回生のとき、ボランティアで京都の観光案内を英語で行うサークルに所属していた。 そのとき、待ち合わせに来られなかったシンガポールの観光客に「大丈夫だったかな」と一通のメールを送った。(このメールについても次回書こうと思う) 返信は、急用ができて行けなくなった。という内容だった。 それに加え、「お詫びもかねて、シンガポールに遊びに来たとき連絡して」と言われた。 しばらく経って、バックパックでベトナムとラオスを旅行し、シンガポールを経由して日本に戻ることにした。 その時、例の観光客に連絡を取ったら、UOB銀行のビル下で待ち合わせをし、一緒にランチしようと言われた。 指示に従い行ってみると、「同僚と一緒にランチするから、君もきなよ。卒業後の就職の参考にもなるかもしれないだろう?」 和やかなランチ。 確か、シンガポールの郷土料理屋に行ったと思う。 なにを食べたかもあまり記憶に残ってないけど、5〜6人いた銀行員のうち、秘書のインド系のおばちゃんがとても僕を気に入ってくれた。 ビジネスの話ではなく、「旅行はどうだった?」「日本はどんなところなの?」「シンガポールではなにをしたい?」 そんな話題だ。 「このお店に行くと良いよ」「インドにも来てね」「日本に行くときはあなたに通訳してもらいたいわ」などと、和やかなランチだ。 翌日、僕はさっそくラ...

大事なのは物事をどう見るかだ。

 昨日、玄関前の庭いじりをしていたら、お隣さんが声をかけてきてくれた。 「えらいねー。ガーデニングかい」 「いいえ、雑草がはえてこないよう、試行錯誤中です!(笑)」 その方はいつも温和で、良い空気感をもった方だ。 娘さんがアメリカのロサンゼルスに住んでいたことがあるそうで、サンフランシスコ育ちの僕とは共通の話題も多い。 その方は立教大卒らしい。それもあるかもしれないが、同様に立教大卒の元恋人をふと思い出した。 その子のことを思い出すことは、ちょくちょくあるし、同じような場面で思い出すことが多い。 今日はその話をしてみようと思う。 事業はうまくいきそう? 僕が将来なんらかの事業をやりたいのは伝えていた。 聞いていると、お隣さんもアメリカで焼き鳥屋を人に任せて経営していたそうだ。 事業は大変なことも多いけど、やっぱ楽しいですよね。 うまくいく・いかないの段階ではなく、 「何をしようか模索中ですねー。でも僕、唐津は日本のサンセバスチャンのような食の町になれるポテンシャルがあると思っています」 そうすると、「唐津なんてだめだよ。福岡じゃなきゃ」 会話が進むにつれ、ちょくちょく「唐津はだめだ」という話になる。 「だめなところをよくするのがおもしろいんですよー!」と答えても、 あまり納得してもらえない。 きっと、長く住んでいろいろあったんだと思う。 そりゃそうだ。 月がきれいだなあ。 ここで、元恋人の話にスリップしようと思う。 その子は、地元が大好きで、いまはそこの一等地に住めるような子になった。 付き合っていた頃、よくはっとさせられる出来事が続いたのだ。 歩いていると、急に「はー!今日は月がキレイだなあ」 「龍ちゃんと過ごせて、幸せだなあ」 そんなことをさらっと言うような子だった。 不幸を探すのではなく、いまある幸せを探す子だった。 その子は、人2倍努力する子で、一日の終わりの疲労度は半端ないはずだった。 そんな中、一日の終わりにもポジティブなことを述べている、子だった。 才色兼備なのに、穴があいた靴をはくような子だった。 僕は、長く使える靴をプレゼントしたくなり、一緒に買いに行ったことがある。 幸せを探す?それとも不幸を探す? 気づくのに時間がかかったけど、世の中には良いことも悪いこともごちゃまぜになっている。 でもその良い部分を見るか、悪い部分にフォーカスするかは...

英語塾を始めた話。

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佐賀県の唐津に移住したあと、まずは地元の企業で働きながら唐津の魅力を知ろう。 そう思い面接先に向かって自転車をこいでいたら、 「あっ早稲田ここにあったんだ」と校舎が見えた。 ちょうど登校時間だったようで、学生の群衆が一斉に校門に向かっていた。 すれ違いながら、「おお、歩きながら英単語の勉強してる…さすが!!」 一人や二人どころではなく、そうしている子を十人は見かけた。 感心する反面、でも英単語の勉強で一番大事なのは、「正しい発音と一緒に覚えていく」ことなんだよなー。 と、頑張ってる生徒たちに思わず声をかけそうになりながら、我に返り面接に向かった。 勉強の仕方を工夫する 日本人はなぜ、たくさんの時間を使い、お金もたっぷり使いながら、アジアの英語成績が下位に位置するのでしょうか? グーグル先生に聞いてみた結果、 日本人の英語力ランキングは、国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」によるEPI(英語能力指数)調査で、2024年のランキングでは世界で92位、アジアでは17位と、低いレベルに位置しています. 116カ国・地域中92位は、2011年の調査開始以来の過去最低順位です。 また、英語力が下位に沈んでいる理由もついでに。 英語教育: 日本の英語教育が、欧米のような実践的な英語の習得に比べて、文法や語彙の習得に偏っている可能性がある 英語環境: 英語を日常的に使う機会が少ないため、英語力を維持・向上させる環境が不足している可能性がある 国内外をうろうろしていた僕としても、「だろうな」という感想だ。英語学習に対するアプローチにずれがあるのだと思う。 では、欧米の実践的な学習方法ってどういうこと? 英語ができる人たちの実践法 英語ができる人が共通してとっているアプローチ。 それは音に重点をおくこと。 いわゆるシャドーイングと呼ばれる学習法。 シャドーイングが有効なのは、経験的にも正しいと断言できる。 シャドーイングのシャドーは「影」という意味で、イングは「〜している」 聞こえた音声を影のように真似して自分もなるべく同じ音を出す、シンプルな学習だ。 いまはとても良い世の中で、初心者向けにこんな良い教材があった。 これ絶対やるべきです。毎日ちょっとずつでも良い。 無料なうえに良質。本気で英語力を身に着けたいなら、やらない理由がないです。 スキマ時間だけでもこなしていけ...

コツコツ100万円貯めてみたら、人生が変わった話。

コロナは大変だったけど、いま振り返れば大きく変われるきっかけになった。 コロナの後、まず習慣を見直し、コツコツと100万円貯めてみようと思い立った。 事業の損切り後、気分も滅入っていたしやる気も失せていた。 でもある本がきっかけで、毎日の小さな、良い習慣を積み上げようと決心した。 2年ほどかかってはしまったけど、100万円貯金は思っていたほど難しくはなかった。 決めたことを淡々と継続するだけだったから。 100万円貯めてしまえば、どうにでもなる。それも学べた。 たかが100万円、されど100万円。 よっぽどの高給取りでない限り、100万円をいちから貯金するには「良い習慣が一番大事」だ。 100万円あると、新たな道を選ぶチケットが得られる。そんな感覚だ。失敗しても、また稼げば良い。僕には100万円貯めることができる、小さな習慣が身についたから。 今日はそんなお話だ。 見栄は捨て、工夫をせよ 今の状態から脱却したい。もっと良い生活がしたい。いろんな経験がしたい。生活をよくしたい… そう思うなら、良い習慣を身に着けて、コツコツと自分ができることを一歩ずつ、 積み上げるべきだ。 これが簡単そうに聞こえて、ほとんどの人ができない。僕も稼いでは使ってしまう人だったし、いまでも完璧にはできていない。 人間には欲があるから。でも欲を捨てて、シンプルに生きる。そうすると、すがすがしい気持ちがじんわり広がる感覚があるのを知った。 散歩に出かける。図書館で興味がわく本を見つけてみる。ブログを書くーー。 これらはノーコストでできる良い習慣の一例だと思う。 しかもやってみると、シンガポールでの華やかなシャンパンイベントや贅沢なホテル暮らしより、じんわりと幸せだ。 平凡なことは、とても幸せなことでもある。 働き始めてから、収入は今までで一番低い。でもなぜか人生で一番幸せを感じていると思う。 でもちゃんと毎月、少しずつだけど貯金は増えている。 生活防衛資金50万円は足りなかった。 予測し得ないことは起こるものだ。 急に「ここだわ!」と惚れ込んだ移住先を、佐賀県の唐津市で見つけてしまった。 自分でも驚くほどトントン拍子で移住を決めた。 生活防衛資金は50万円。それ以外は投資にまわしていた。 「生活資金2−3ヶ月分の貯金をしたほうが良い」と本で読み、住み込みで働いていた僕にとって生活資金は10万円ち...