英語の学習方法は「音」が最優先な理由。

佐賀県の唐津に移住したあと、まずは地元の企業で働きながら唐津の魅力を知ろう。

そう思い面接先に向かって自転車をこいでいたら、

「あっ早稲田ここにあったんだ」と校舎が見えた。

ちょうど登校時間だったようで、学生の群衆が一斉に校門に向かっていた。

すれ違いながら、「おお、歩きながら英単語の勉強してる…さすが!!」

一人や二人どころではなく、そうしている子と10人はすれ違った。

感心する反面、でも英単語の勉強で一番大事なのは、「正しい発音と一緒に覚えていく」ことなんだよなー。

と、頑張ってる生徒たちに思わず声をかけそうになりながら、我に返り面接に向かった。











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勉強の仕方を工夫する

日本人はなぜ、たくさんの時間を使い、お金もたっぷり使いながら、アジアの英語成績が下位に位置するのでしょうか?

グーグル先生に聞いてみた結果、

日本人の英語力ランキングは、国際語学教育機関「EFエデュケーション・ファースト」によるEPI(英語能力指数)調査で、2024年のランキングでは世界で92位、アジアでは17位と、低いレベルに位置しています. 116カ国・地域中92位は、2011年の調査開始以来の過去最低順位です。

また、英語力が下位に沈んでいる理由もついでに。

英語教育:

日本の英語教育が、欧米のような実践的な英語の習得に比べて、文法や語彙の習得に偏っている可能性がある

英語環境:

英語を日常的に使う機会が少ないため、英語力を維持・向上させる環境が不足している可能性がある

国内外をうろうろしていた僕としても、「だろうな」という感想だ。英語学習に対するアプローチにずれがあるのだと思う。では、欧米の実践的な学習方法ってどういうこと?


英会話ができるようになるには「音」を重視。

英会話ができるようになる鍵は、2つある。
  1. 音を正確に捉えること
  2. 練習量
単語が大事とか、文法がとか、まあ色々枝の部分はあれど、それを気にするのは「失敗をしたくないから」だ。

でも「失敗をしないと」英会話はできるようにならない。

アプローチの仕方が逆なのだ。

日本人のあなたは、幼少期に文法や単語を意識しまくって話せるようになっただろうか?

絶対ないはずだ。お父さんやお母さんが話してくれた日本語の音を、よくわからないまま忠実に真似していった。

はじめはうまく言えなくても、だんだん矯正されて、正しい音で言えるようになる。

言えるようになると、その音を人が話したとき、それが認識できるようになる。

認識できるようになると、次どんな会話になっていくか予想ができるようになってくる。

その連続が、日本語の会話ができるようになっていったプロセスだ。

英語もまったく一緒。英語以外もそのアプローチでOK。

音が最重要で、単語の意味が分からなければその都度調べれば良いだけだ。

あとはそのプロセスを高速でとにかく量をこなすに限る。

マニュアルを作り込んでスクリプトにしてしまい、

隙間時間にやり込む。そうすれば、量をこなせるようになる。

みんなが日本語ができるようになるまでの期間がどれくらいかかったかを考えたほうがいい。

英語だって、同様なので、使う量を意識的に増やすしかない。

キクタンを活用すると良い

特に社会人にとっては、自分があまり使わないシチュエーションのシャドーイングをしても、

実践する機会がないためなかなか定着しづらい。

ホテルやレストランで働いている人は、インバウンドの英語対応があるため、

同じような英語対応が日々発生しているはずです。

それだったら、その業界内で想定される英語に特化して勉強したほうが、

ベースを作りやすいし、上達も早い。

唐津のイカの活造りを提供する店の英語研修を受けることになって教材を探していたら、


これがとても良い内容だった。

この本をもとに、その店ごとに言いまわしを調整しながら勉強していくと、

1年後、まじで違う世界を見れます。

自分の生活や仕事に合うキクタンを反復する

キクタンは、中学英単語版ホテルビジネスなど様々なテーマごとに教材が用意されているので、

自分に合った英語からスタートできるのが良いです。

別に案件じゃないですし、アフィリもしていないですからね!(笑)

高いスクールや教材に課金する必要はなく、これがおすすめです。

でも当然ですが、結局は成功確率が高い方法で、量をこなすのは絶対条件なので、

前向きに、日々の成長を楽しめて、ちゃんと継続できないと、

なにをやってもうまくいかないのは注意です!!

英語ができる人たちの実践法も紹介。

英語ができる人が共通してとっているアプローチ。

いまや珍しくもないけど、シャドーイングと呼ばれる学習法。

シャドーイングのシャドーは「影」という意味で、イングは「〜している」

シャドーイングが有効なのは、経験的にも正しいと断言できる。

聞こえた音声を影のように真似して自分もなるべく同じ音を出す、シンプルな学習だ。

僕がこの方法に自信があるのは3つある。

  1. アメリカで過ごした僕が気づかずシャドーイングをしていた。
  2. ぼくの周りで活きた英語を活用できる人は、みんなシャドーイングで上達した。
  3. シャドーイングはローコストでスキマ時間にできるため、量をこなしやすい。

いまはとても良い世の中で、初心者向けにこんな良い教材があった。


これ絶対やるべきです。毎日ちょっとずつでも良い。

無料なうえに良質。本気で英語力を身に着けたいなら、やらない理由がないです。

スキマ時間だけでもこなしていけば、

英単語の意味と音を正確に捉えることができるようになるので、リスニング能力が段違いに変わってきます。

聞き取れれば、それを真似して話すことは、(鍛錬は必要ですが)できるようになります。

その文を暗記できるくらい反復していれば、文法の問題も記憶した音通りに答えられるようになる。

文法から英文を作ろうとすると、いざ会話をするときに話し相手は待ちくたびれてしまう。

待たせてしまっている微妙な空気感のなか、話し手は焦りが出てきて悪循環になりがち。

瞬時に言いたいことがパッパと出てくる、日本人が日本語を話すときにいちいち文法を気にせず言いたいことが言えるようにしないといけません。

どうやってそれができるようになるか?

上で紹介した動画を、スキマ時間は全部ささげてください(笑)それくらい価値があります。

どう英語を勉強するかを教えたい

では上記で紹介した教材があるなか、僕はどんな役割を担えば良いのか、考えてみました。

僕ができることは英語学習に対するアプローチをちょっとだけ、調整してあげることだと思います。

効果的にシャドーイングができているかをチェックしたり、

アメリカの学校ではもう嫌ってほどしつこくやらされたのに、日本では授業で取り上げられていないポイントのようなものを共有したりすることです。

効果が薄いことを長時間やるより、効果的なことをコツコツ毎日継続することが大事。

小さな成功が連続すると、気がつくと大きな結果が待っています。

メモした接客英語を英語にする

まだ、3箇所しかタイミーで接客していないけど、先程挙げた某飲食店のマニュアルにはなくて、新たに追加できそうなのはこんな感じ。

  • おさげしますか。"Are you finished?""May I take it away for you?"
  • こちらの醤油をまわしていただけますか。"Would you help me pass this soy sauce to the whole table?" 
  • すみません、恐れ入ります="Thank you"
  • ビール追加されますか?="Would you like another beer?"
  • メニューをご覧になりますか=”Would you like to see the menu?""Should I bring the menu for you?"
  • 忘れ物にお気をつけください。"Please make sure you don't leave anything behind."
  • 〜をお持ちしましょうか?"Would you like to bring the ~for you?"
  • こちらでやりますので、気になさらなくて良いですよ。"Don't worry. We got it."
少しカジュアルに聞こえてしまう文言もあるけど、ポイントは「感じよく」言うこと。

欧米人は、優しめのトーンで感じよく言えば、友人のような会話の組み立てのほうが、かしこまりすぎている決まり文句より良いと思う。
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