アメリカの日本食店で働くと、稼げる金額がレベチな話。








なぜ英語を勉強するかと聞かれれば、まず一番シンプルな答えは稼げる金額が上がるからだ。

飲食業に対して、低賃金で激務っていう印象をもつ人は多いかも知れない。

でもキッチンだったらシェフ、ホールだったらソムリエなどにステップアップしていけば、

欧米ではとてもリスペクトされる仕事で、

繁盛店だと弁護士や医者より稼ぐ人だっている。

また、アメリカやカナダでは特にチップ制度があるため、

見習い段階でも結構な収入がもらえる。

今日は接客英語を磨き、欧米の特に日本食レストランで働くとどれくらい稼げるかっていう話をしてみる。

シリコンバレーの母の店

まだアメリカで寿司と天ぷらくらいしか日本食が認知されていない頃、

料理好きの専業主婦だった僕の母は、経理の資格をとってシリコンバレーで日本食や、Yumeyaを始めた。

はじめはとても大変だったそうだが、軌道にのり、

毎日食べに来てくれるようなアメリカ人や日本の駐在員の常連に恵まれて、流行った。

お店の営業時間は17:00〜22:00の5時間が基本。

仕込みも大変なため、ランチはしない。逆に出張シェフなどがキッチンを借りに来て、それで収益を得るように工夫していた。

バイト君たちの給与が、結構すごい。

月収50万円ちょっと。

バイト君たちは学生や主婦が多かった。

また洗い場やホールにでていかなくて良い職種は、メキシコ人が中心。

ホールはアメリカ育ちの日本人や、アメリカで結婚されている人が多い、日本語と英語が話せるスタッフが中心。

その人達が一日5時間、週6日のフルタイムで働くと、月給は50万円を超えていた。

僕も忙しい週末を手伝ったりしていたが、さくっと20万円ほど入るので割がよすぎるバイトだ。

それも流行っている店だと、チップ額が増えるから効率よく稼げるからだ。

ちなみに、その後の母の店は大手がまわりにたくさん日本食店をひらき、オープンメンバーが卒業し、人材獲得に負け始めると人手不足で大変になった。

母は、レッドオーシャンになりかけているのに嫌気がさし、まだ良い状態のうちに店を売却した。

そういった大変さはあるけど、店内の備品もそのまま売却できるのが良いところで、かなりのプラスで飲食経営ができたのも、アメリカで事業をするおもしろさなのかもしれない。

チップの制度を簡単におさらい

そもそも、チップ制度がよく分からないという人は多い。

チップは少しかわった制度で、お会計額に15%を渡すのが一般的だ。

必要な店、不要な店の区別は、サーバー(英語圏ではウェイターの変わりにサーバーというのが一般的)水を提供してくれるようなレストランか、そうではないファストフード店のような店かで見分けたら良いと言われたことがある。

それでもファストフード店に感じの良い店員がいたら、現金で渡したり、ToGo(持ち帰り)メインの店のほうが手間もあるため、

気持ちを渡すという、「これが絶対ルール!」というようなものがあるわけではない。

普段通りなら15%、良いサービスだったら18%、素晴らしくてまた来たい!となると「次もよろしく」というような気持ちものせて20%置くのが目安だと思う。(個人差はある)

僕の父はかなり厳し目の人で、ひどい店だと思えば平気でチップ0、そのかわり満足度が高ければ20%以上の、キリが良いお札を出すこともあった。

いろんな考え方があるのも、チップのおもしろいところだ。

%ということは、高単価で高回転な店ほど有利で、チップがより多く入る。

ここで少し、注意点。

チップはレストランなら導入されているので、ある程度は割が良い。

その代わり、時給は最低賃金か、飲食店向けにもっと安い場合もある。

チップを稼ぐ能力を育まないと、特に給与がよくないのに物価だけが高い場所で住むことになる。

逆にやる気があって、英語を習得して次につなげていきたいと意気込んでいる人なら、自分の魅力を見出して接客に活かしていくことでチップが増えていくし、

英語力も身についていくから一石二鳥だ。

「給与が高いらしいし、なんとかなるっしょ」と渡米したら、結構痛い目にあうと思う。

逆に自己成長を軸に英語力とお金も得たいと意気込む人には、とても魅力的な結果が待っていると思う。

ワーホリで僕が働いた、バンクーバーの店

この店はカナダでとても有名なMikuという店で、

デートや商談で使われることも多い、一等地にある景色がとてもきれいな店だ。

マネージャー陣に日本人は基本いなかった。(調理のマネジャーたちは日本人ばかりだった)

オーナーは日本人。

僕が働いたことがあるカナダの高級日本食店のウェイターたちは、週5勤務、5時間の夜の営業だけでも1000万円を軽く超える収入だったらしい。

当時のレートからかなり円安に動いているので、1400万円ほどということか…

家を買ったり他のローンを組んだりするときの信用度はあまり高くないらしいが、

弁護士や医師より稼げちゃっている人もいる世界だ。

北米は大学の授業料が高い。

そのため、自分が就きたい職に就くための資格や学位をとるための授業料を、ウェイターをしながら稼ぐ人が多めだ。

僕の母親がシリコンバレーで居酒屋を創業したときの最低賃金は8USDくらいだったらしい。でもいまは18.67USDだ。倍以上…上昇していくスピードが日本とはまるで違う。

逆に従業員にとってはとても良い。

飲食の、特にホールは接客が問題なくこなせれば、チップの金額がすごい。

最低時給が高い上にチップものっかるので、高給取り上位といえる。

割の良いバイトと言うが、アメリカやカナダではウェイターのバイトを知ってしまうと、他ができなくなってしまうくらい割が良い。

サーバーをしていた、3人の日本人

でもそのお店、サーバーになるために結構下積みがしっかりとある。

バッサーという、食べ終わった皿をさげ、洗い場にもっていく役割から始め、フードランナーという、料理をお客様に出して説明までする役割の人、

またさらにオーダーをコントロールする役割を経て、サーバーになれる。

サーバーは20人くらいはいたと思うけど、日本人は3人だった。

一人はカナダ育ちで、その店のオープンメンバー。

もう一人はカナダで現地の人と結婚した人。

もう一人は英語講師として勉強にカナダ入りして、バイトからサーバーに這い上がった人。

この3人、みんな努力家で柔軟だ。

その代わり、バンクーバーではとても良い生活をしていた。

ちゃんと、時間と労力をかければ、こういう世界も英語圏の飲食業にはある。

ベイエリア発、EK Foodsの事例

実際に、求人はどうなのかというのを少し紹介しようと思う。

母が店を売却した後、経理の経験を活かして日本食店の改装会社に勤めていた。

その大口顧客のEK Foodsがとても成長している。

母のお店のオープンメンバーも、日本の大手IT会社での経験を経てこの会社の店舗開発をしている。

この会社のホームページの代表のメッセージを読むと驚くと思う。

でも本当に、そういう世界だ。


飲食の経験が4-5年あり、(アルバイトも相談可)

学力は不問、英会話も身につける意欲があればOK。(英語を上達させる気がなければ、やっていくのは難しい)ビザサポートもありの、かなりの手厚さだと思う。

なのに給与は月50万円〜で、資格や経験、語学力によってはやはり100万円を超える人もいる。

物価も高いけど、工夫すれば日本よりゆったり生活できる世界が待っている。

「お客様は神様だ」精神も基本0だと思って良いし、

頑張った分、チップや昇格、お客様からも称賛されやすい環境だと思う。

やる気が上がり、自分を高めるきっかけになり、それがさらに自分の待遇改善につながる、好循環がある。

日系大手もアメリカ進出。

また、日系の大手も日本食に対する需要を見越して次々と海外展開を始めている。

EK Foodsはとても良い環境だと思うけど、まずは日本で学んでからと思うのであれば、Round Oneもアメリカで事業を成功させ、本格的に日本食で進出しようと採用に力をいれている。

給与もとても良いので、参考までにURLを載せておく。

英語で見える世界。

英語の世界に入ると、日本では考えられないような世界が待っている。

それも、いま日本は世界にとても注目されている。

それもあり、ビザもおりやすい。

日本人はとても真面目で、一所懸命働く。

それが海外ではわりと珍しいし、日本をでてみる勇気があれば、

英語がいまできなかったとしても、チャンスが与えられる状況だ。

正直、英語より大事なのは心の部分。

英語は良い心があれば、後からついてくる。

日本はとても豊かで、日本にいればお金持ちだった時代があった。

でもそれは逆方向に動き始めてしまっていて、

今度は日本のコンテンツを活かして海外でしっかりお金を稼げないといけないようになりつつある。

それにアンテナをはって、できることを淡々と積み上げていくのが、

自分の人生を豊かにするのに、とても大事だと思う。

英語でどんな世界を見ますか?

これからを生きるときに「自分はどんな人間で、どんなことがしたいか」を言えますか?

英語を学ぶとともに、この塾で自分なりの自己紹介ページを英語で作ってみましょう。

それは話し相手に興味をもってもらえるきっかけになり、

それがあれば、相手も話題を探しやすくなります。

英語でどんな世界を見たいかは、自分自身である程度決められることに気づきましょう。

そのうえで、シャドーイングをこなしながら一歩ずつこの世界を進んでみてください。

このコースを経験して、ぜひ英語で見える世界の入口に立ってみてください。

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