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8月, 2025の投稿を表示しています

英会話ができるようになるために、すべきこと②

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前に『 英語学習に必要なたったひとつの考え方① 』という投稿を書いたんだけど、 改めて同じことを思ったので、第二弾を書こうと思いました。 唐津の100年企業であり、イカの活き造りが看板商品の人気店、 玄洋 の接客英語講師を引き受けたのは7月1日から。 5代目当主の善田さんに、お店や善田さんのストーリーが英語で伝わる投稿があると話して一ヶ月ほどでこの動画ができた。 View this post on Instagram A post shared by kousuke zenda 玄洋 (@zect3307) 失敗を恐れず、むしろ失敗を高速でする。 失敗をすることで、課題が残る。それを修正し、改善する。 まずは正しい音を真似することから。隙間時間をフル活用して、量をこなす。 これが、 英会話ができるようになるための、一番大切な要素 だ。 今日は、善田さんの英会話学習の取り組み方を紹介しながら、僕が学んだ「英会話習得に大事な要素」について掘り下げたい。 隙間時間をフル活用せよ。 とても忙しいお店の当主で唐津の観光協会の理事でもある善田さんは、多忙を極めている人だ。 厳しいことを言うけど、忙しくてなかなか英会話に取り組めないというのは言い訳。 玄洋さんは皆、こだわりのメニューを朝早くから仕込んで夜まで働きっぱなしだ。 だからこそ、週に2時間、英語クラスで受けた内容を、隙間時間にどう使うかで結果が変わる話しをしてある。 善田さんの奥さんから聞いたのだが、僕がこの動画で言うセリフの録音を渡してから2週間ほど、 隙間時間があろうものなら、ぶつぶつとシャドーイングを徹底していたらしい。 できるか、できないかではなく、やるかやらないかだ。 難しい単語は口がまわりきってい部分はあるし、完璧ではない。 でも言っていることは(字幕無しでも)ちゃんと理解できる。 一ヶ月でこのレベルまで行くんだから、どんどん成長していくと思う。 正しい方法で、ガチる。不完全でも世の中に自分を出す。 そうすれば、課題が見える。課題とともに次のステップも見える。 そうやってコツコツと進んでいくのが、大事だと思う。 「俺が英語で喋る」 僕は当初、日本語で話している善田さんの動画に字幕をつけるだけでも、海外で興味をもった人なら読んでくれるし、そうしませんかと話した。 また僕...

お金が足りない商社マンの話。

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  先日、唐津の魚市場さんでタイミーをした。 その終わり際に、20代の男の子と話す機会があった。 「よくタイミーするんですか」 「いいえ、ほぼ初めてです。本当は副業禁止の商社で働いているんですけど、お金がなくてお小遣い稼ぎに…」 お金が貯まる人とは。 「商社で正社員になれば、安泰だーーー。」 世間ではそういうイメージがぼんやりあるのではと思う。 でも実際は、お金の管理ができなければ、 お金は足りなくなる。当たり前の話だけど。 お金の良い習慣が継続できる人なら、お金は貯まる。 悪い習慣を継続してしまう人なら、お金は貯まらない。 とってもシンプルだ。 手元に残るお金は、収入ー支出なんだから。 もう一度。収入ー支出=プラス?マイナス? 僕の父は商社マンだった。とてもお金持ちだった時期もあるけど、お金の管理ができず、大きな借金を抱えたことがある。 でも失敗から学び、いまではお金もほどほど以上にある(はず)だし、(商社マン時代以上に)自由も得た。 あの父がもやしと海苔弁で死に物狂いで返済していたそうだ。 離れて暮らしていたからその苦労を見れていないのだが、 いつのまにか天気がよければ夏はゴルフ、冬はスキー。 天気が悪ければ仕事をする。そんな自由を得るV字回復ぶりに感銘を受けた。 収入を増やす。支出を減らす。その延長線上にお金もちがあるんだ。 同じ道を通るように、僕も20代は悪い習慣と失敗の連続だった。 待遇が良い仕事に就けても、いつもお金がない人だった。 だからこそ、資金コントロールしながら、好きな仕事をできる今があると思う。 大事なのは、失敗が続いているときにそれに気づき、どうすればそれを断ち切り、 良い習慣が続くようにできるか。だと思う。 失敗から学んで、改善しないことにはずーっとお金に困り続けることになる。 僕はまだ父のような状態にはいけていないけど、 お金の不安があるかと言われれば、ほぼない。 経験しないと分からない面もあると思うけど、 僕なりに培ったお金の学びを、タイミーで知り合ったその商社マン君に、 シェアしてみようと思った。 収入の1/10を貯蓄し、投資せよ 魚市場さんで会った青年の話に戻る。 僕も彼も次の用事があった。 彼の話を聞いたとき、僕はこれだけを言うことにした。 『バビロンの大富豪の教え』っていう本があるから、 それを読んで、投資先のアドバイス...

接客英語マニュアルを無料公開してみた。

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唐津の某老舗飲食店で英語接客英語を教えることになり、1ヶ月が経った。 従業員の方々が積極的に取り組んでいると経営者さんからフィードバックも良かった。 生徒さんからの授業前や授業後の質問も増えてきたので、 ほっとしている。 お客様の入店時の英語対応からお会計までの店舗マニュアルはできあがった。 あとはそれを反復しながら、考えなくとも出てくるようにすれば良い。 隙間時間に練習し、接客時に対応しながら経験を積む。 そうしているうちに「〜へはどうやって行けば良い?」や「唐津で〇〇を食べるならどこがおすすめ?」「財布どこかで落としたみたい…どうすればいい?」などのイレギュラーなども発生すると思う。 そしたら、「これはどう言えばよかったんだろう?」とメモっておけば、あとから英訳してマニュアルに追加できる。良い言い方を授業のときやラインで僕に聞くこともできる。 あとは、発音やジェスチャー、臨機応変に対応する能力を日々コツコツと経験していくだけだ。 英語マニュアルの作成は生産性を上げる 先日、ちゃんぽんと寿司のセットメニューが食べられる店でランチを食べた。 帰り際にインバウンドの3名が入ってきた。 その店はカウンターで江戸前寿司形式でも出せるお店になっているのだが、 その日は少し後に団体が入る予約が入っていて、非常にバタバタしていた。 大将が「寿司はもう出せない」というようなことをホールさんに伝えたのだが、それをインバウンドのお客さんたちにどう伝えれば分からないため、 入店を断ろうとしていた。 「通訳しますよ」と、そのインバウンドに「団体客の予約の関係で、寿司が出せないらしい。あなたたちもちゃんぽんと寿司のセットを食べに来た?」 と聞いたら、それが目当てだと返ってきた。 その旨を大将に伝えると、「そのセットだけで良いなら対応します」と応じてくださって、無事そのインバウンドは入店できた。 お店の方々にも感謝してもらえたという出来事があったのだが、 例えば、 "We are sorry, we can only serve the chanpon noodle and sushi set menu today. Is that ok?" 「申し訳ないのですが、今日は寿司とちゃんぽんのセットメニューしか提供できません。それでもよろしいでしょうか?」 と言った最低限の英...

Just Be Yourself 自分自身でいる大切さ。

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  最近、仕事でシンガポールの話をする機会が多いので、シンガポールで言われて印象的だったことを書こうと思う。 それは、"Just be yourself."(自分自身でいれば良いよ)だ。 「自分自身でいれば良い」ーーー。 それって日本では夢物語みたいな世界なんじゃないだろうか。 「人に迷惑をかけちゃいけない」「礼儀正しくいなければいけない」「それは自分勝手だ」というようなことが日本では当たり前のように聞こえてくる。 もちろん、礼儀正しく、和を重んじれるのは日本人の良いところで、誇れる面だ。 でも僕が育ったアメリカでは、「自分を出せないと、怒られる」ような日本とは逆の環境だった。 Just be yourself. Do whatever you want. 学生のとき通訳を頼まれてシンガポールを出入りするようになった頃、よくこう言われた。 「Just be yourself. ありのままの自分でいれば良い。それがシンガポールが君のルーツである、サンフランシスコや日本をより理解するきっかけにもなるから」 僕は自分らしく振る舞ったと思う。 自分が知っていることは惜しみなく伝えたし、役立った結果としてたくさんのチャンスや経験にも恵まれた。 それを活かす機会が派生し、今でもその経験で飯が食えてるとも思う。 じゃあ、「自分を出すってなんだ?」 僕の場合は、ドタキャンをしてきたシンガポールの銀行員を、僕なりに気遣った行動だったし、その小さな成功は、シンガポールで起こし続けたと思う。 僕の人生を変えた、一通のメール。 もちろん、失敗もたくさんした。良い人でいるのは大事だと思う。 でもお人好しになると全員にとってlose loseになることがある。 それには細心の注意を払うべきだし、もしミスをおかした場合は、ちゃんと認めて、 自分がより成長する糧にしないといけない。 ここでひとつ、大前提が。 アメリカやシンガポールでは、「自分らしく振る舞って良い自由度がある」と思う。 でもそのかわり、大前提として、犯罪やルール違反には厳しい罰則が待っている。 日本はその辺がとても寛容で、ちゃんと修正するならOK。と優しい。 そもそも、そんなに犯罪をおかす人が少なかったからだと思う。 でもアメリカやシンガポールは移民国家で、様々な価値観をもった人が出入りする。 平気でモラルに欠け...

英会話のハードルの下げ方を公開します②

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前回の記事では、「文法の勉強を1回横において、音を重視した学習をする」ことをすすめました。 日本の学校での英語の授業とは異なるアプローチなのですが、受験を勝ち抜きたいなら、従来の文法の学習で問題ないと思います。 でも英会話ができるようになりたいのだとしたら、別のアプローチをとらないと、結果はついてきません。 隙間時間を有効活用する 日本人にとっては、日本語があるので英語は意識しないと使う機会がない。 それを作りやすい一例は、自分の時間がある通学や通勤時間だと思います。 僕が今接客英語を教えているのは飲食店で、その生徒さんたちが通勤中に勉強できる英会話動画を探していて行き着いたのがこちら。 この人は高価格帯から低価格帯まで、「こういう接客をする人はこのフレーズ」といったように何歩も踏み込んで、視聴者に合った英語フレーズを提示する工夫がされています。 ここ大事です! 誰から学ぶかは、とっても大事。 余談ですが、僕が「接客英語 レストラン 学習」で検索をかけたとき、この動画は最上位の表示ではなかった。 これは僕の想像ですが、上位表示の動画はイケメンだったり、カメラワークがよかったり、雰囲気が惹かれるものが多かったです。実際、再生もほどほどにありました。 でも接客英語をちゃんとプロとして使ってきた人からすれば、(この場合、アメリカ育ちでミシュランでも英語で接客していた僕です、自分でいうの少し恥ずかしいですが…) その上位表示の動画で自信満々に「こう言いましょう!」って言っている英語、完全に間違いではないですが、違和感がある…というものも少なくなかったです。 そんな中、これは違うな。これも違う。あっこの人すごい!と見つかったのが、 Hapa英会話さんの動画でした。 Have an end in mind. Have an end in mindとは「到達地をいつも頭においておく」というような意味です。 ゴールを意識しておけば、それに行き着くために今の行動が明確になります。 登山好きな人が「この山を登る!」と意識していれば、その山頂に向かって一歩ずつ歩きますよね。 この山の近くの川のほうがきれいかも。と目標がブレると本来のゴールから離れていってしまいます。 今回の接客英語の場合は、目的は、 「イケメンが話すちょっと間違った英語を視聴する」ことではなく、 「現地のレストランで働い...