京都で出会ったエンジェル投資家の話。

 






立命館大学に在学中、「Good Samaritan Club」というボランティアの案内サークルに所属していた。

そのサークル活動で依頼を受けたシンガポール人に、「シンガポールで働かないか」とスカウトされた話を以前、書いた。

そういう話は決して珍しくなく、僕はとても出会う人に恵まれた。

今日はロサンゼルスで大学教授をしていた、エンジェル投資家の話をしようと思う。

京都のハイライトをまわりたい。

その二人の要望は、「京都のハイライトをまわりたい」だった。

物腰が柔らかくて、飾らない。

カリフォルニア〜といった人で、サンフランシスコ育ちの僕には一番過ごしやすい人たちだった。

和やかにガイドが進むなか、いろんな質問をされる。

それは京都のことだったり、なぜ世界中に大学があるなか京都を選んだかや、多岐にわたった。

僕は自分なりに一所懸命答えた。

お礼がしたい。

ガイドを終えて、僕は大学の友達の家で過ごしていた。

そうすると、先ほどまでガイドしていた人から連絡が入っていた。

「お礼がしたいんだが、さっき行った三十三間堂の近くに来れるかい?」

たまたま一緒に過ごしていた友人が車をもっていたので、

「龍ちゃん良いよ、おれが送ったるよ」と言ってくれ、

パーカーにジーンズの普段着で気軽に行ってしまった。

指示通りに進むと、

ハイアット・リージェンシー京都だった。

こんな格好でハイアット?まずい…

と思いいはしたものの、これ以上待たせたくない。

そのまま行くことにした。

ここでご飯を食べよう。

ガイドしていた時とは全然違う、しっかりとした格好をしていた。

「今日のお礼をしたいんだ。ここで好きなものを食べて行けば良い」

「僕この格好ですが…」

「大丈夫だよ。君は僕達のゲストだからね。そのままで良い」

一番安い料理でも、5000円くらいだった。僕はそれにした記憶がある。

君は将来、なにをしたいんだい?

昼のように、和やかに会話は進む。

そんな中、僕が将来どんな事をしたいか、聞かれた。

「僕はホテル・マネジメントに関心があります。以前、外国人観光客に話しかけられて困っていた浴衣姿の女の子の通訳をしてあげて、それを観ていた祖父がとても喜んでくれた。おそらくそれがきっかけになって、こうやってガイドをしたり、ゆくゆくは海外のゲストに心地よく滞在してもらいたう仕組みづくりをしたいと思っています」

5つ星以上のサービス

それを二人は微笑みながら、聞いてくれていた。

最後に、「僕はね、なるべくハイアット。なければその系列や同等の5つ星ホテルにしか泊まらないんだ。でも日本で一通り旅行したが、残念ながら英語があまり通じない。君の英語力もそうなのだが、対応力が5つ星以上だったよ。ぜひ君がやりたいことを、応援したい」

授業料1年分を振り込むよ

その後、僕の学部の年間授業料を聞かれた。

120万円くらいだ。

それを伝えると、「その金額を振り込むから、銀行口座を教えてもらえるか?」

と聞かれた。

それにとても驚いてしまい、僕は怖くなってしまった。

のちに彼の家を訪ねた時に分かったのは、100万円は僕達の1円のような感覚だということ。

家の庭が山いくつかあるほどだ。

いろんな人を資金やメンタル面で支援する、エンジェル投資家でもあったのだ。

その話はさておき、僕は奨学金ももらっているし、授業料の一部免除もあって生活が苦しいわけではなかった。

お金と引き換えになにか要求があると怖かったので、代替案を依頼してみた。

「お父さんがパールハーバーの軍人、お母さんが看護師だったとおっしゃっていましたが、もし二人に負担がなければ、その時の話をしてもらって僕にシェアしてくれませんか?それが良いです。」

ちょっと驚いていたが、快諾してくれた。

「母は亡くなっていて、父も高齢でね。でもハワイに戻る予定もあるから聞いてみるよ」

母からのメール。

ぼくの両親は離婚をしていて、僕は父側についた。

そのため母とは疎遠だったのだが、ある日

「龍がガイドした人が店に来てくれたみたい」とメールが着た。

その頃、僕の母親はシリコンバレーで居酒屋を経営していた。

その話は彼にも当然してあって、店の名前は言ってあったし、

近くに行くときに寄ってみようかなとは言われていた。

でもシリコンバレーといえど、立地はそんなによくない。

当時はGoogle Mapsも発達していない。

営業時間も分からなかったのだと思う。

ランチで寄ってみてくれたそうなのだが、あいにく母の店はディナー営業のみだった。

そのため、彼は清水寺で撮った写真を、母の店のポストに入れてくれたようだ。

ハワイの父はもう寝たきりに近く、あまり聞き出せなかったとも書いてあったそうだ。

母はその写真を書斎に飾っていた。

彼を母と一緒に訪問したこともあり、そのお礼をできたのはとても良い経験だった。






英語で見れる世界

海外にはこんな人もいる。

正直、これからこのケースは結構あるっていうことを、シェアしていく。

欧米と日本とでは考え方がぜんぜん違う。

だからこそ、互いに興味があるのだと思うし、

良し悪しではない。

でもこういう世界があり、自分の可能性は無限に拡がっているということを、

このブログを通して、ぜひ知ってほしい。

また、よくこういった経験ができるのは、

「僕に英語力があるからだ」という人がいるのだが、

4割そうで、6割そうではない。

その証明がこの投稿だと思う。
まずは一所懸命貢献しようと思う、心がなにより大事だ。

この投稿を書きながら思い出していた本

この本が出た当初、僕が接してきたなかで一番好きな女性起業家が激推ししていた本でもある。

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