日本で働く外国人の方々へ。

 








こんにちは。

日本に関心をもってくれて、ありがとうございます。

僕は日本で生まれ、日本がとても大好きです。

食がおいしく、自然が豊かで独自の歴史や文化をもつ魅力に惹かれ続けている一人です。

神奈川で生まれ、サンフランシスコで育ち、京都にある立命館大学を出てシンガポールやオランダ、カナダ、アメリカなどでも働いた後、インバウンド事業を開始。

起業後はコロナが被ってしまったこともあり、とても大変でした。

事業を1回閉め、資金を貯め直すためにリゾートバイトを始めました。

北海道、築地、箱根、京都、鳥栖と働き、唐津市に移住。

佐賀県唐津市に移住したのは2025年3月です。

唐津に行き着くまでの2年ほどのリゾートバイト期間中、たくさんの外国人労働者と接し、過酷な労働状況をこの目で見てきました。

一番記憶に残っている出来事は北海道のとあるリゾートでの出来事。

スチームサウナのように蒸し暑くなっている洗い場で、

水分補給をしたがっている中国人労働者がいたのに現場の担当者たちは無視。その子が泣き崩れても無視。

マイボトルは衛生上の理由で持ち込み禁止。水道水を飲もうとするとそれも会社のルールで駄目とだけ言う。でも飲み水のタンクは空。水道水が駄目なら浄水をくんでくるか、くめる場所を教えてくれるよう頼んでもお客様が優先と無視。

それに怒りの限度を超え、新入りだったのも気にせず僕は管理者に「衛生や忙しさの前に人の命じゃないんですか。なんのための大手ホスピタリティ会社だ」と言いにいきました。

彼らだって悪気があるわけではないことは、理解しないといけないと思います。

ただ、忙しすぎて目が行き届ききれていない。(言い訳にはなりませんが)

やっと状況が管理側に伝わり、すぐに洗い場全員に10分休憩が付与されました。

でも愚痴大会をしたいわけではないです。今回の趣旨は今後どうすれば、労働環境が改善しそうかです。

外国人労働者にとって働きやすい環境が整えば、日本人にとってもより働きやすい日本になっていくはずで、僕はそれにとても関心があります。

労働環境の改善を話し合ったほうがいい

難しいのは承知していますが、自分に与えられた労働者としての権利を落ち着いたトーンで、仲介者や行政も巻き込みながら地道に話し合っていくことが大切です。

直接会社にばかり話してしまうと、「生意気な」と状況は悪化していく可能性が高い。

そのため、その会社を監視するような機関、労働局などを活用しましょう。

行政も長い目で日本の状態をよくするための機関なのですから、

愚痴や自分の要求だけを述べても門前払いにあいますが、

「こういう問題があり悩んでいる。解決のために〇〇したいが、サポートはないでしょうか」などと、自分や会社にとってより良い労働環境になるよう、Win Winを考えながら伝えると良いと思います。

証拠もしっかり集めたほうがいいです。

(悪用をするのは辞めましょうね、一気に信頼を失い、自分の声が届かなくなりますから)

しっかりとwin winを考えた要求であれば、日本の行政は先進国の中でも良い方だと思います。
完璧ではないですが、僕は自分が行政との接し方を工夫するようになってから、親身になってもらえたり、サポートの質が上がったりするのを実感しました。

(シンガポールやヨーロッパ、アメリカにも住んできた経験からそう感じています)

まず言いたいこと。

日本で働くことを選んでくれて、ありがとうござます。

まずは、それを伝えたいです。

また、僕はみなさんが「日本に入国するまでの日本に対するイメージと、働いてみてからのイメージのギャップがかなりあるのだろうな」と感じています。

実際に外国人労働者と話すのが好きですし、声をかけることも多いです。

その彼らからの日本での労働に対するフィードバックがよくないからです。

それには申し訳ない気持ちと、改善できるという気持ちがあります。

日本は少子高齢化で、人手不足がより深刻化していきます。

そんな中、都合の良い低賃金労働で買い叩いていたら、右肩下がりはわかりきっています。

円の強さもかなり下がりましたが、それも当然の流れ。多少円高にふれることもあるかもしれませんが、今後も大きく円高に戻ることはないと思っておくのがちょうどいいと思います。

東南アジアを周遊した時、実際に現地の人と一緒に寝泊まりし、日銭を稼がなければいけない状況から脱するために、お金が必要。日本に働きに行くという人によく出会いました。

よりお金が稼げる場所で働こうと思うのは当然だと思います。

その気持も、共感できます。

ただ、日本でお金を得るだけでなく、お金を稼ぐ方法を学ぶ。

そう考え割り切ることも、いますぐできる解決法のひとつです。

魚を得るのではなく、魚を釣る方法を学べば自分が動けば魚がゲットできる。

そのイメージでいるのが、健全だと思います。

日本から学べることは、ある。

僕は世界中で滞在してきましたが、その国の一等地に滞在できることも多いです。

そこで出会ったローカルの人と話し、自分の学びにつなげるのも楽しみのひとつです。

どの国に行っても「日本から学んだことがいまにいきている」と言ってくれる人が意外と多いのに、驚いた経験が少なくないです。

多いパターンとしては、

「大学を出た後に一定期間日系企業で働いていた。当時は大変だったが、その経験が自分を成功させてくれて、とても感謝している。日本が大好きなんだ。」

このパターンで言ってきてくれる人がとても多い。

しかも話しているとそれがお世辞ではなく、本当に身に染みたんだなと分かる。

日本の労働環境は、欧米に比べて良いとは言い難いです。

でも「日本の企業の仕組みは、とても参考になる面も多い」のも事実。

その仕組で日本はたくさんの外貨を稼ぎましたし、今後もその仕組みが日本を助け続けます。

そういった視点で、日本の良いところを学んで自国で活かそう。

また、日本と本国の架け橋となり、互いの強みを活かそう。

そう考えてみるのが、ヘルシーだと思います。

デフレマインドに、さよならしよう。

日本は長期間デフレでした。

その経済的に右肩下がりだった時期を経験した層はどうしてもデフレマインドでネガティブな人々が多いです。

「なんで自ら不幸を選ぶの?」と僕でも感じることがありますから、

外国育ちの読者の方々は、より一層思うことでしょう。

でも日本もインフレに入ってきました。

右肩上がりではないかもしれませんが、ようやく歯車が+の方向に回り始めています。

そういう時に、デフレマインドでい続けるのはとてももったいなく、

「いまの状況、こうしたほうが良いよね」という若いなりの発想は、

武器になります。いまはチャンスと捉え、

誠実に、信頼されることを重視し、ちゃんと仕事をこなしながら、

自分が昨日より今日、今日より明日、少し成長していることを大事にしていってください。

デフレマインドの人たちの要求を無条件でのむのがあなたの仕事ではない。

自分は成長して、対価も得て生活をつくる。会社はその代わりに労働力を得る。

この交換なのだと、当たり前なのですが、改めて意識してOKだと思います。

そう思っている僕のような日本人もいるということをぜひ知ってくださいね。

簡単に言えば、老害に注意せよってことです(笑)

でもこれからの日本の重鎮の方々は、ちゃんと老害が続くと日本の未来が危ないことを認識しています。


日本の未来の分かれ道

いま、インフレ気味の日本で、それを後押しする動きが消費者レベルで必要です。

これから日本はよくなり、自分の生活もよくなる。

そう思っている人が多いほど、インフレと好景気に進みます。

物価高でなにも買えない。そう考える人ばかりになれば、デフレに逆戻りする分かれ道です。

消費をしてくれと言っているわけではないです。

賢く資金管理をしながら自分を成長させ、どう自分の生活をよくしよう。

そう考えたら良いと思います。

その延長が日本にとっても良いことなら、きっと行政や企業もサポートしてくれると思います。

自分だけ良くなることを言うのではなく自分も日本も良くなるWin Winはないだろうか。

そういった思考をもち、ぜひ僕達にあなたの考えをシェアしてくださいね。

お金がない…という外国人労働者にもたくさん会いました。どうすればよいかは、この投稿が参考になります。

今日はこのへんで。

僕の大学時代の親友は、ベトナムからくる労働者の待遇改善の事業をしていたことがありますが、なかなか難しかったようです。

またいま、僕はフィリピンから労働者を連れてこようと奔走している日本とフィリピンのハーフの友人のサポートをしたいと思っていますが、

なるべく日本の魅力や欠点を正確に把握して、割り切って付き合うことだと思います。

今回この投稿を書いたのは、フィリピンから日本に労働者が入ってくるときに、

参考になる情報と、なにかあった時に頼れる窓口を用意しておこうと思ったからです。

もし、いま悩んでいてどう考えれば良いか分からない。どう行動すれば良いか分からない。

そういう外国人の労働者がいらっしゃれば、遠慮せずDMやコメントをください。

できる範囲にはなりますが、どう動けばよさそうかの提案ならできますので。

繰り返しますが、日本に来てくれてありがとう。

一緒に日本で学び、日本をよくし、自らの成長を楽しみましょう:)

青海龍

インバウンドの集客をサポートしています

佐賀県唐津市を中心に、インバウンドの集客から対応までサポートします。

持続可能な事業育成のため、インバウンド集客と英語人材育成をメインに事業展開を始めました。

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