レストラン接客英語マニュアル:オーダーの取り方
前回、来店案内時に着席後、メニューをひろげて看板メニューを案内しました。
(私達の店の)看板メニューはいかの活造りセットです。
- (Our) most popular (signature) menu / is~
アワー・モースト・ポピュラー(シグネチャー)メニュー・イズ~
というふうに案内してあげると、お客さんも決めやすいですし、店側としてもありがたいはずです。
お決まりになりましたら、(私達に)知らせてください。
- Please let us know/ when you are ready.
(プリーズ・ウィリング・ダ・ベル・ウェン:ユア・レディー)
"let us know"(知らせてください)と使うのが汎用性があって、便利。
日本のお店はピンポンがあることも多いかと思うので、"ring the bell"(ベルを鳴らしてください)というのもありですね。
一呼吸おいたら、ある程度は気にかけてあげましょう。言われなくてもアクションをおこしてくれるほうが、印象が良いです。
お決まりですか?
- (Are you) ready?(アーユー)レディ?
接客している人で英語にそんなに関心がなく、必要最低限おさえられれば良いと考える人もいると思います。
最も短く「お決まりですか」を言うなら、Ready?を感じよく言う事だと思います。
まだ決まってなさそうなら、
- "Please take your time." ゆっくりお決めになってください(プリーズ・テイク・ヨユア・タイム)
といい、1回引きあげます。
便利なフレーズ:
- 「なにかあったら言ってくださいね」 Let me know / if you need anything
レッミノー・イフユーニーデニシング
- 分からないことがあれば教えてください Let me know / if you have any / questions
レッミノー・ィ゙フユハーベニ゙・クエスチェンス
お店以外でも、友達が家に来たときや、お手伝いができれば言ってねといった用途で
"let me know if you need anything/any help"を僕はよく使います。
ちなみにLet me know if you have any questionsは「質問があればこたえます」と少し具体的にすることで、相手が「なにか聞きたいことあるかな?」と探します。
本当に質問が返ってきやすくなり、「オーダーが決まる」終着点に近づけるイメージです。
でもまずこれだけは覚えたほうが良い!
というフレーズは、Let me know if you need anythingです。「困ったらなんでも遠慮なく言ってね」的なニュアンスに近いです。
ーーーーーーーーーーーーピンポーンーーーーーーーーーーーー
お決まりですか?(Are you) ready? (アーユー)ウェ レディ?
- いかの活造りセットを2つにします。We’ll have / two live squid sets.
ウィール・ハブ・トゥー・ライブ・スクイッド・セッツ
- (はい)ご注文を繰り返します。OK. I will repeat / (the order.) Two / live squid sets.
(オケイ。)アイル・リピート・ダ・オーダー。トゥーライブ・スクイッド・セッツ
というように、メニューと数量を復唱して確認します。
- 他になにかございますか?お飲み物は?Anything else? / Drinks?
ヱニーシング・エルス?ドゥリンクス?
(私は生で、彼女は地元の日本酒を)May I have a draft, / and she will have the sake.
メイ・アイ・ハヴァブ・ア・ドゥワラフト、エンド・シー・ウィル・ハブ・ディ・ローコール・サケ
日本酒は冷酒、熱燗どうされますか?(For the) sake, / chilled or hot?
(フォーディ)サケ、チルド・オア・ㇵット?
冷酒/熱燗でお願いします。Chilled/Hot, please.
チルド・ハット、プリーズ
活造りのイカのセットおふたつ、生ビール、冷酒ですね。ありがとうございます。
Ok. Two live squid sets, a draft beer, and chilled sake. Thank you/Arigato.
オケイ。トゥー・ライブ・スクイッド・セッツ、ア・ドラフト・ビア・エンド・チルド・サケ。センキュー。
メニューを回収したいなら、
メニューをお預かりします。May I take the menu away?
と言えばよいのかなと思います。
まだ見たそうにしている場合は、「メニュー置いておきますか?」"Would you like to keep the menu?"と聞くこともあります。
そうすると、たいてい「ひとつだけ、置いておきたい」"I'll keep one"と言われるか、
「いいえ、持っていって結構です」"No, you can take it away."といったように言われます。
今日はここまで。
次回は、料理の提供時の接客英語を取り上げます!
インバウンド対策にレストラン接客英語
2025年7月から唐津の飲食店の玄洋で接客英語を教え始めました。
ちなみに僕は母がシリコンバレーで日本食屋を経営していたこともあり、料理も接客も大好き。
カナダで働いていた店はのちにミシュラン店に。北海道でもミシュランの系列店で働いたり、興味をもった食材を提供する店で日英両方の言語で接客を経験してきました。
その経験も活かし、接客英語も依頼があった店に合わせてみました。
日本語で接客している流れを従業員の方々から聞き英語マニュアルを作り込んでしまい、
音読しながら正しい音で接客英語を使えるよう、練習すれば効率的に必要な英語を学べますし、業務の効率化も進みます。
音読をしながら正しい音で英語が言えるようになると、今度は英語圏の人が言っていることが聞こえるようになってきます。
すでに一定の効果があったみたいで、インバウンドのお客さんの反応も良好のようです。
今までは学校の英語の授業でいくら頑張ってもなかなか報われにくかったのが、短期間で相手の言ってることが分かったり、自分が使った接客英語が通じたりすると、おもしろくなってきます。
生徒さんたちのモチベーションも右肩上がりだと感じており、嬉しい限りです。
そういった店が日本で増え、インバウンドの対応をしっかりできるようになれば、僕が大好きな日本の食文化が世界中に広まるきっかけにつながるのでは。
そう思い、作り込んだマニュアルの、どの店でも共通して使いそうなものを公開することにした。いずれ、音声も公開していこうと思いますので、
ぜひ参考にしてくださいー!
*試してみて良かったポイントとしては、フリガナをふったことです。日本の学校に行く中で英単語を正確ではない音で記憶してしまっていることが多いので、(日本語読みしてしまう)カタカナを忠実に読むことを意識すると良いです。
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