レストラン接客英語マニュアル:お会計

前回は料理や飲み物を提供する接客英語を取り上げましたが、今回お会計で使う接客英語の解説をします!

お会計時の接客英語

  • お会計をしてください。"May I have the check/bill, please." メイ・アイ・ハブ・ディ・チェック・プリーズ
  • はい。あちらでお支払いください Sure. Please pay over there. (at the entrance/cashier)(入口・キャッシャーでもOK)シュア。プリーズ・ペイ・オーバー・デア
Over there(あっち)といった意味で使いますが、手のひらで方向を示しながら言うのが一番覚えやすいと思います。

2階がある店で「下で払ってください」と言いたい場合は、
  • 「下の階のレジで払ってください」"please pay downstairs at the cashier"プリーズ・ペイ・ダウンステアース・アット・ディ・キャッシャー
と覚えるのがベストだと思います。

ポイント:

日本ではオーダーを全部提供後、お会計の伝票をテーブルにおいてお客様がそれをもって支払いに行くのが主流だと思います。

それでしたら、同じようにオーダーの提供後に伝票をおいてOKです。

お会計は〜円です。

レジでの対応は比較的簡単なはずです。

レジで会計額が提示され、それを指し示せば良いからです。

数字はかなり大事。なにかと役立ちますので覚えましょう。

日本だったら1万まで覚えれるとお会計を伝えるのに困ることはなくなりますね!
  • 9680円でございます。現金・クレジットカードどちらにしますか?(支払い方法はどうしますか?)(It will be 9680 Yen.) Cash or credit card?(How would you like to pay?)

(イット・ウィル・ビーナインサウゼンド・シックスハンドレッド・エイティ・イエン)キャッシュ・オア・クレジットカード?(ハウ・ウッジュー・ライク・トゥ・ペイ?)

現金ならそのまま受け取って、

  • お返しです。レシートは必要ですか?Here is your change. (Do you need a)receipt? ヒア・イズ・ユア・チェンジ。(ドゥーユー・ニーダ・)レシート?
レシートを欲しがる人は稀だと思うのですが、特にアジアの人はしっかり確認する習慣がある人も多いので、聞いてあげれたらベターです。

日本がまだまだ現金文化だという情報がネットでも出回っているからか、現金の人もいますが、大半はクレカを使います。タッチ決済が払う側も店側も一番手間がかからず、良いですよね。

    • カードを差し込むか、タッチしてください(Please insert your card or) tap here.プリーズ・インサート・ユア・カード・オア・タップ・ヒア
    • エラーです。別のクレジットカードを試されますか?There is an error.  (Would you like to) try another card? デア・イズ・アン・エラー。(ウッジュー・ライク・トゥー)・トライ・アナザー・カード?
    僕の経験では、韓国のお客さんでカードがエラーになってしまう人が多かったです。カード会社が海外で使う際にロックをかけていて、スマホ上でロックを解除すると使えるようになるようです。それを促すのに一番良い文言が、
    • カード会社に問い合わせいただくか、別の支払い方法をお選びいただけますか? Can you check with / the credit card company /or try another payment method? キャンユー・チェック・ウィズディ・クレディットカードカンパニー・オア・トライ・アナザー・ペイメント・メソッド?
    お会計が終わったら、感じ良い一言で終わって見送りたいですよね。
    • 今日はどうでしたか。またのご来店を楽しみにしております。

    How was it today? Look forward to / seeing you again.

    *文法的に正しいのはLooking forward to ~ingなのですが、シンガポールやアメリカ、カナダで(口語で)聞くことはなく、ネイティブもLook forward to~と使っていましたので、時代に沿って良いと思います。

    日本語でもコンビニ用語も出てきて、時代とともに言葉が変化していってるのに順応するのがストレスフリーだと思っています。

    • ご来店ありがとうございました。良い一日をお過ごしください・おやすみなさいThank you for coming. Have a nice day ahead/good night センキュー・フォー・カミング。ハバ・ナイスデーアヘッド/グッドナイト。

    おまけ:お会計はご一緒でよろしいでしょうか

    欧米では一人ずつ自分のお会計を払うのが定着していますが、

    日本は一緒に支払ってしまうのが主流なのかなと思います。

    一人ずつお会計を分けると色々と手間ややりとりも発生しますので、

    一緒に支払う流れにしておくので良い気がします。

    業態によっては、別々で払うことを聞かれやすいお店もあるかもしれません。

    その機会が多い店は、

    (まとめて支払いますか、別々にしますか?)Pay together or separate? ペイ・トゥゲザー・オア・セパレイト

    をあらかじめ聞けば、会計時に大変にならずに済む場合もあるかもしれないです、こちらは参考までに!

    ここまでで、入店からお会計までのある程度のレストラン接客マニュアルは終わりです。

    今後英語を教えていくなかで便利なフレーズがある際はアップデートしていきますので、ブログやインスタでチェックをお願いします!

    インバウンド対策にレストラン接客英語

    2025年7月から唐津の飲食店の玄洋で接客英語を教え始めました。

    ちなみに僕は母がシリコンバレーで日本食屋を経営していたこともあり、料理も接客も大好き。

    カナダで働いていた店はのちにミシュラン店に。北海道でもミシュランの系列店で働いたり、興味をもった食材を提供する店で日英両方の言語で接客を経験してきました。

    その経験も活かし、接客英語も依頼があった店に合わせてみました。

    日本語で接客している流れを従業員の方々から聞き英語マニュアルを作り込んでしまい、

    音読しながら正しい音で接客英語を使えるよう、練習すれば効率的に必要な英語を学べますし、業務の効率化も進みます。

    音読をしながら正しい音で英語が言えるようになると、今度は英語圏の人が言っていることが聞こえるようになってきます。

    すでに一定の効果があったみたいで、インバウンドのお客さんの反応も良好のようです。

    今までは学校の英語の授業でいくら頑張ってもなかなか報われにくかったのが、短期間で相手の言ってることが分かったり、自分が使った接客英語が通じたりすると、おもしろくなってきます。

    生徒さんたちのモチベーションも右肩上がりだと感じており、嬉しい限りです。

    そういった店が日本で増え、インバウンドの対応をしっかりできるようになれば、僕が大好きな日本の食文化が世界中に広まるきっかけにつながるのでは。

    そう思い、作り込んだマニュアルの、どの店でも共通して使いそうなものを公開することにした。いずれ、音声も公開していこうと思いますので、

    ぜひ参考にしてくださいー!

    関連:接客英語マニュアルを無料公開しようと思う話。

    *試してみて良かったポイントとしては、フリガナをふったことです。日本の学校に行く中で英単語を正確ではない音で記憶してしまっていることが多いので、(日本語読みしてしまう)カタカナを忠実に読むことを意識すると良いです。


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