レストラン接客英語マニュアル:オーダー提供後
前回は料理や飲み物を提供する接客英語を取り上げましたが、今回は提供後〜お会計までに使う接客英語の解説をします!
オーダー提供後の接客英語
オーダー提供をした後、まず一番便利なフレーズで僕が使うのは
「今のところ問題ないですか?」といった意味の"Is everything all right?"イズ・エブリシング・オーライト?です。
これは特にアメリカやカナダなどのちゃんとしたレストランに行くと聞いてくるサーバー(現地ではウェイターではなくサーバーといいます)が多いです。
これを言う事で、「順調に進んでますか?なにかできることがあれば言ってください」といったニュアンスを含みますので、
お客さん側も「もう少し塩コショウ」や「オーダーしたのと違う」、「合うワインが欲しい」など、プラスアルファになったり、抱えている不満を引きづらないための相談をするきっかけになります。
ここでしっかり対処できると、「良いサーバーさんでしっかり対応してくれた」と喜んでくれますし、チップにも反映されます。
自分の接客力を上げるためにぜひ身につけたほうが良いです。
オーダーが通っていなかった時
- 申し訳ございません、オーダーが通っていませんでした。あと10分お待ちいただけますか。We are very sorry the order didn't go through. Would you wait / another 10 minutes? ウィーアーソーリー・ディ・オーダー・ディディント・ゴー・スルー。ウッジュー·ウェイト·アナザー·テン·ミニッツ?
- オーダーを確認してきますね。 I'll check on / your order. アイル·チェックオンヨア·オーダー
- 承知しました。OK, Sure オケイ、シュア
- 了解です。(I) got it. アイガレット
不手際があってお詫びしたいとき
- こちら、お代はいりません。私達もちです。Sorry. This is on us. (We will take care of the payment for the dish.)
- こちらはお店からのサービスです。This is / on the house. ディス·イズ・オン·ザハウス
空いたお皿は下げる
- お済みですか? (Are you) finished?(アーユー・フィニッシュト?)とお皿を下げることです。
- 空いているお皿をお下げしてよろしいですか? May I take / that away? メイアイテイク·ダット・アウェー?
- 「なにか他にお持ちしますか?」 May I get you / anything else?
メイアイゲッチュー・エニシング·エルス?
これはどう味付けされているの?
日本食の場合、よく聞かれるのはどう味付けされているからです。
- ポン酢で味付けされています。Seasoned with ponzu.(soy sauce with citrus) シーズンド·ウィズ·ポンズ
お手洗いの場所
食事の終盤に入ってくるとお手洗いを聞かれることも多いと思います。
ぜひ覚えると良いセットがあります。
突き当りまでまっすぐ進み、左に曲がりま したら、右手です。Please go straight/ to the end, turn left, on your right.
プリーズ·ゴーストレート·トゥージ・エンド、ターン·レフト、オン・ユア・ライト
- まっすぐ進む go straight
- 突き当りまで to the end
- 左に曲がって turn left
- 右手です on the right
- この道をまっすぐ進み、3つ目の信号で右に曲がってください Go straight this road, turn right at the third traffic light.
写真を撮りましょうか?
忙しいとなかなかやってられないかもしれないですが、写真を撮ってあげるのはとても喜ばれます。
料理の提供時で食事がある程度並んだ時か、食べ終わった後の会計時が良いです。
- 写真撮ってあげましょうか? Do you want me / to take a picture?ドゥーユーワンッミー·トゥテイカ·ピクチャー? ※こちらが言いやすい、少しカジュアル
- 写真をお撮りしましょうか? Would you like me to / take a picture? ウッジューライクミー·トゥーテイク·アピクチャー?? ※より丁寧な言い回し
ラストオーダーです
- お食事とドリンクのラストオーダーです。We are taking the last order / for food and drinks. ウィーアー・テイキング・ディラストオーダー・フォーフードエン・ドゥリンク
- 21時に閉店です。we close at 9. ウィー·クローズ·アット·ナイン
などと言い、お会計表をテーブルにおいていってOKです。
今日はここまで。
次回はお会計の接客英語を取り上げます!
インバウンド対策にレストラン接客英語
2025年7月から唐津の飲食店の玄洋で接客英語を教え始めました。
ちなみに僕は母がシリコンバレーで日本食屋を経営していたこともあり、料理も接客も大好き。
カナダで働いていた店はのちにミシュラン店に。北海道でもミシュランの系列店で働いたり、興味をもった食材を提供する店で日英両方の言語で接客を経験してきました。
その経験も活かし、接客英語も依頼があった店に合わせてみました。
日本語で接客している流れを従業員の方々から聞き英語マニュアルを作り込んでしまい、
音読しながら正しい音で接客英語を使えるよう、練習すれば効率的に必要な英語を学べますし、業務の効率化も進みます。
音読をしながら正しい音で英語が言えるようになると、今度は英語圏の人が言っていることが聞こえるようになってきます。
すでに一定の効果があったみたいで、インバウンドのお客さんの反応も良好のようです。
今までは学校の英語の授業でいくら頑張ってもなかなか報われにくかったのが、短期間で相手の言ってることが分かったり、自分が使った接客英語が通じたりすると、おもしろくなってきます。
生徒さんたちのモチベーションも右肩上がりだと感じており、嬉しい限りです。
そういった店が日本で増え、インバウンドの対応をしっかりできるようになれば、僕が大好きな日本の食文化が世界中に広まるきっかけにつながるのでは。
そう思い、作り込んだマニュアルの、どの店でも共通して使いそうなものを公開することにした。いずれ、音声も公開していこうと思いますので、
ぜひ参考にしてくださいー!
*試してみて良かったポイントとしては、フリガナをふったことです。日本の学校に行く中で英単語を正確ではない音で記憶してしまっていることが多いので、(日本語読みしてしまう)カタカナを忠実に読むことを意識すると良いです。
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