レストラン接客英語マニュアル:入店〜着席編

2025年7月から唐津の飲食店の玄洋で接客英語を教え始めた。

日本語で接客している流れを従業員の方々から聞いて英語マニュアルを作り込んでしまい、

音読しながら正しい音で接客英語を使えるよう、練習している。

正しい音で英語が言えるようになると、今度は英語圏の人が言っていることが聞こえるようになってくる。

すでに一定の効果があったみたいで、インバウンドのお客さんの反応も良好のようだ。

そこで、作り込んだマニュアルの、どの店でも共通して使いそうなものを公開することにした。

ぜひ参考にしてください!

関連:接客英語マニュアルを無料公開しようと思う話。

*試してみて良かったポイントとしては、フリガナをふったことです。日本の学校に行く中で英単語を正確ではない音で記憶してしまっていることが多いので、(日本語読みしてしまう)カタカナを忠実に読むことを意識すると良いです。

入店時~席への案内までの接客英会話

お客様が入店時:  

  • いらっしゃいませ ”Irasshaimase!”
  • ”Hi”(こんにちは・少しカジュアル。言いやすい)ハーイ

インバウンドが日本に来た時、店に入るとそこら中で「いらっしゃいませ」が飛び交っています。

僕の海外の友人も、日本を旅行していてまず記憶に残る日本語は「いらっしゃいませ」と「ありがとう」です。

入店時の挨拶としては、HiやWelcomeでも良いのですが、

せっかく日本に来ているのだから「Irasshaimase」に落ち着きました。

何名様ですか?

予約をとるお店でしたら、

  • "Do you have a reservation?"「予約されていますか?」(ドゥーユーハバ・レザベーション?)です。疑問形のときは語尾は上がります。

予約をとらないお店でしたら、お客さんにまず聞きたいのは人数。

  • 「何名様ですか?」How many (of you?) ハウメニー・(オブユー)?

*(of you)のカッコは、言わなくてもOKです。言えるほうが丁寧ですが、もし覚えるのが大変であれば、カッコは省略しましょう。その代わり、なるべくゆっくり、感じよく言いましょう(笑)

  • ”Just one”ジャスッワン 「一人だけです」 
  • “we’re a two”ウィーアー・ツー「私達は2人です」

といったふうに人数を答えてくると思いますので、

  • 「こちらへどうぞ、ついてきてください」“This way, please (follow me)”ディスウェー、プリーズ(フォローミー)

と手で行く方向を指し示してから、先に歩いてテーブルまで案内すると感じが良いと思います。

席に着いたら:

教えているお店では掘りごたつ式になっており、靴を脱ぎますので、

  • 「靴をお脱ぎいただき、お座りください」"Please take off your shoes, and have a seat." プリーズ・テイコフ・ユアシューッエンハーヴァシートゥ

といったように言うと良いです。

  • 「席はこちらです」"Here is your seat."ヒア・イズ・ユア・シート
  • 「メニューをご覧になってください」”Please have a look at the menu.” プリーズ・テイカルック・アッダ・メニュー

「店にまかせて、オススメを食べよう」と思う人も多いです。

そういう人のためにもこう言ってしまえば、店側も時短につながります。

  • 当店の看板メニューは〜です。"Our signature is~"アワー・シグネチャー・イズ〜
  • 「本日のオススメ」は"Today's Special is~"トゥデイズ・スペシャル・イズ〜

で良いと思います。

  • 「なにかございましたら、ベルを鳴らしてください」"If anything please ring the bell/press the button/let us know." イフエニーシンッ・プリーズリング・ジベル/プレス・ディ・バトン/レッタスノー
教えてる店では覚えやすい言い回しが分かれたので、それぞれ覚えやすいの各自使ってもらうことに。

個人的には、"let me know"(私に言って)がおすすめ。

ベルがない店もありますし、「店内で用事があるときは教えて」というニュアンスの

If anything please let me know.(なにかあれば私に言ってください)を覚えるだけでとても便利です。

ここまでで入店から着席後、メニューを提示して決めてもらうところまでの接客英語はカバーできていると思います。

その他、覚えると便利なフレーズ!

もちろん、席が空いていないときや、営業していない時など、上記のマニュアルだけでは対応できないこともあると思います。

以下に、覚えておくと良いフレーズものせておきますね。

もしお客さんに呼ばれたけど手が離せず、ちょっと待ってほしい場合は、

  • 「すぐ対応しにきます」“I’ll be / right with you”アイルビー・ライト・ウィズユー

テーブルが空いておらず待ちが発生している場合

  • 「ただいま満席です」 We are full / (right now.) ウィーアーフル(ライッナゥ)
  • 「待ち時間はxxx分です」The wait(ing time) is about xxx minutes. ザ・ウェイト(ィング)タイム・イズ・アバウト・xxミニッツ
とおおよその待ち時間を伝えれば、待つか、帰るか判断しやすくなるので案内してあげるほうがベターです。

待つということであれば、

  • こちらに名前をご記入になってからおかけください Please write down / your name here and(have a seat) プリーズライッダウンヤーネームヒアエンハーヴァシーッ

といったように案内し、よくある待つ人のための椅子に座ってもらいます。

テーブルを片付ければすぐ対応できる場合、

  • 「片付けが終わり次第、すぐ席をご用意できます」

"We are clearing the table (right now). One moment (please.)

ウィーアークリアリング・ダ・テーブル(ライトナウ。)ワンモーメント(プリーズ)

入店時は、予約依頼や忘れ物など食べに来たのでは無い可能性もあるので、以下も可。

  • 「なにか手伝えることはありますか?」接客英語で一般的に使われるのはこっち“How may I / help you?”ハウメイアイ・ヘルプユー
  • 「水かお茶どちらにしますか?」Water or Tea?ワーラー・オア・ティー?
  • ホットですか?アイスですか?Hot or Iced/Cold?ハット・オア・アイスト/コールド

席の案内がもうできない場合:

  • 「もう20時半で閉店です」We close at 8:30pm.ウィークローズ・アットエイト・サーティー(ピーエム)
  • 「ラストオーダーは20時でした」The last order was 8pm. ダ・ラスト・オーダー・ワズ・エイト・ピーエム

受付終了の場合:

「お客様の受付は本日終了しました」We cannot take any more guests today. ウィーキャンナット・テイク・エニーモア・ゲスツ・トゥデイ。

*canとcan'tは音がとても似ていて、ネイティブでもどっちか判断できず"can or can not?"(ん?できる?できない?)って聞き返すことがあります。

それだったらはじめから:

  • できる=can キャン
  • できない=can not キャンノットもしくはキャンナット
とはっきり分けてしまうほうが混乱を防げます。

とりあえず、今日はここまで。

また来週オーダーの取り方を取り上げてマニュアルをシェアしますー!

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まず取り組めるのは、自分の店で使う英語マニュアルをつくって、それだけ暗記してしまうこと。

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