アメリカと日本の、英語教育の違い。







僕は8歳から15歳をサンフランシスコで過ごしました。

平日は現地校、土曜日だけ日本語補習校に通い15歳で帰国した時は

英検準1級は一発合格する反面、漢検は5級も落ちるくらい英語のほうが得意な状態でした。

日本の英語のクラスは、あまりおもしろくなかった。

逆にアメリカでの英語のクラスは今思えば、おもしろかった。

「楽しい!」と騒ぐおもしろさではなく、好奇心をくすぐるような授業で、

気がつくと黙々と取り組んでしまうような、そんな内容が含まれていた。

英語学習、楽しいと身近に感じられると上達が早いと思う。

今日はそんな話をしようと思う。

Language Arts という授業

アメリカの学校での英語を学ぶ授業は、主にLanguage ArtsとReadingの二種類に分かれていた。

Readingは先生が取り上げた本を音読したり、内容を要約する。

宿題でBook Reportが出て、自分が選んだ本を要約して、その内容をクラスの前に立ってプレゼンする。

そういった内容だったと思う。こっちは単調であまり好きではなかった。(役には立ったけど)

もうひとつの授業、Language Artsが「言語」と「芸術」が直訳だ。

この授業が遊び心が施されていて、僕は「なんか好きだな」と思っていた授業だった。

Language Artsをググってみたのだが、「言語という芸術を多面的に学ぶ」イメージみたい。

読む、書く、聞く、見る、話す、ビジュアル化しながら、英語を学んでいくようだ。

このLanguage Artsの授業がとても良かったと思う。

日本もだいぶ変わってきているみたいだけど、やっぱり文法から体系的に英語学習していこうとするのは、よくない。日本語を勉強するときのように規則的なルールが通用しないことがとても多いからだ。

Languageをartのように取り組んだほうが、長期的なメリットがあると思う。

遊びのような勉強も入っている

いきなり日本からアメリカに飛び込んで、

先生に言われたことが一言も分からない。

そんな中でいろんな授業をこなすのは、とても大変だった。

そういう状況の中、Word Searchにとても救われた。

英語の授業で、たまに英語の映画を観る的な息抜きがなかっただろうか。

そんな感じで、word searchもスキマ時間や宿題にするものだった。

アルファベットの羅列のパズルから、単語を見つけ出し

蛍光ペンでハイライトしていく簡単な作業だ。

単語っぽいものが見つかると、

「これって単語なのかな?」と調べることもある。

1回ハイライトしてしまうと、間違っていた時に消せないからだ。

こうやって辞書をひくうちに、少しずつ自分の中の単語帳が積み上がっていく。

こういった小さな習慣が、2年ちょっと経過した頃、

授業のためのクラスの移動中、ふと思ったのを覚えている。

「あれ?そういえば周りと問題なく英語でコミュニケーションとれてるわ」と思った瞬間につながった。

英語ができない子はアメリカでも多いため、はじめはその子達を集めてより基礎的な英語を学ぶESL(English as a Second Language)のクラスに入れられる。

「もうESLに行かなくて良い」と言われたのも、その頃だった。

類義語と反義語を調べる作業

単語を覚えるプリントに、同義語と反意語を書き込む宿題をよく出された。

そのためthesaurus(類義語辞典)をいつも携帯していた記憶がある。

また、同じParagraph(段落)に同じ単語を使うのがあまり良しとされない。

そのため、同じ単語を二回使いそうになった時は、thesaurusをひいて同意語を書く作業をする。

聞いているとなんてことはない作業に感じるのだけど、ずっとやってくると、その癖がついてくるというか、英語で表現するときの幅が拡がっている状態になった。

Language Artsの授業をしていたことで、ちょっとした遊び心が育まれて、

特に社会人になってからだが、

ポジテイブに言い換えられるようにもなる。

よく英語で"The bright side is~"(その事象の良いところは〜)と言う人が多い。

嫌なことや失敗があったりしたときに、その明るい面、つまり良かったり、学びになったりしたことを考える人が多い。

その頭を切り替えるときに、どう考えてもLanguage Artsの授業で言い換えの訓練をしていたのが役立っていると思う。

表現も少しひねることができて、くすっと笑ってもらえたりもする。

日本語でそれが得意なのは、関西の人たちだと思うんだけど。

ちょっとひねったりその事象を見る角度を変えて、笑える表現に変えられる。

言語に対してそういった遊び心をもてたのが、このlanguage artsの授業だった。

地味で小さな、良い習慣

僕はコロナ後、小さいけど良い習慣をつみあげることを意識するようになった。

それをしているうちに、そういえば自分の人生でうまくいったこと、

例えば英語が話せるようになった成功体験は、

小学校時代の教育が用意してくれた、

こういう地味だけど良い習慣が積み上がったからだったことにきづいた。

一気に山頂に登れるひとなんていないのだけど、

意外にも多くの人がそれを目指しがちだ。

淡々と、一歩ずつ、一歩ずつを進める。

他の人より早く到達するにはなにが無理なく達成できそうか。

そんなことも考えながら、日々の積み上げを行った人が、

山頂の景色を見れる。

山頂に到達後は下山をすることになるが、

また同じ山や他の山も登ってみたくなるのは、

その良い習慣を継続することが、とても大きな結果につながるからだ。

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