失敗はしたほうが良いことに気づいた話。
僕のひとつめの事業は失敗に終わってしまった。 精神的にも経済的にも回復をするのには時間がかかった。 でも3年経った今、失敗に対する捉え方が大きく変わった。 失敗をしなければ、うまくいくよう改善ができない。だから失敗しないようにとおそるおそる行動するのではなく、恐れず失敗をして、何度でも修正し成長する姿勢でいたほうがぐんと伸びる。 失敗に対する捉え方を学んだのは、事業に失敗したおかげだ。 早いうちに失敗をしていったほうがいい 事業を立ち上げる前、僕は成功しなければいけないプレッシャーにとらわれていたと思う。 周りからの期待も大きく、それに応えなければいけないという勘違いをしていた。 それよりも淡々と自分のやるべきことを積み上げるのが正しかったのにだ。 事業も自分なりに石橋を叩いて慎重に計画したつもりだった。でもコロナを中心に、想定外のことばかりがおきた。 でも失敗しても、この世の終わりではないことを知ることができた。 いったい何にびびっていたのか、今では自分を笑ってしまう。 むしろ、新しいことを始める機会になる。 事業の失敗への対処は、大変ではあった。でもだからこそ、「どうすればよかったか」を考えるし、「次どうすれば良いか」を計画するようになる。 教訓を得られるのだ。 同じ失敗はなるべくしないほうがいい。そのためには、失敗をしないと改善のステージにいけない。 母にはしばらく「あなたは失敗したんだから、安定した道を選んでくれ」と言われた。 はじめはショックだった。でもいつの間にか、「失敗しても良いじゃない。またいちからやり直すのがおもしろいんじゃないか」と言うようになっていた。 ある本によると、3回事業を立ち上げれば、良い確率で成功するらしい。人間は学習するかららしい。確かに、失敗した理由がいくつか残った。なら、その理由はつぶせるよう、ポイントが前より分かった。 失敗に対するアプローチが変わった 人生やり直し。次の事業の構想を練るために、いろんな仕事をしていた。 そのひとつの仕事で外国人向けの免税レジを担当した時、ミスをした。 前はもっと落ち込んでいたかもしれない。責任者によっては、結構怒っていた。 でも僕はそれよりすぐ、「なんで間違えたか」と「再発防止の方法」を探すようになっていた。 コントロールできるのは失敗をしたことではなく、同じ失敗をもうしないことだ...